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医療機器の粉体装置になる部分の押し出しノズル

粉体機器は表面を研磨でツルツルにすることで粉を流れやすくするため全て研磨品になります。 装置の連結部に取り付き、製作精度を出さないと接地面などから粉が漏れる恐れがあります。 サイズ感で言えば手のひらサイズですが、小さすぎると溶接後の歪みも治りにくいのが現実です。 「小さい=凝縮していて硬い」イメージです。 ですがあらかじめ歪みを予想し矯正しながら製作に挑んでいますので精度を出すことが出来ております。

  • ホッパーの中側

    ホッパーの口径はφ25と狭いですが、板金・溶接・研磨すべて綺麗に仕上がっています。

  • ホッパー

    真ん中の傘部分の所に、上から落ちてきた粉が当たり、均等に粉が落ちていく仕組みです。 傘と本体の周りにある隙間が均等に出さないといけません。公差は±0.1です。すき間の精度で下側に落ちていく流量が変わるため、厳しく精度を出す必要があります。

  • ホッパーの中部分

    外側にヘルールとエルボがついて真ん中のねじ部分の機械加工品を溶接して取り付けています。 エルボは既製品を使用しているため、寸法 角度が出ておらず、それを加味し何回も確認しながら製作にあたりました。 上記条件を含め、寸法公差・美観を意識した仕上がりになっています。

  • ホッパーの組みあがった装置

    全て隠れる部分を製作しているので分かりにくいですが、これが完成形になります。 小型の医療機器装置になりますが、技術が詰まった装置です。 こういった精度・美観を守れる職人が減ってきているため、弊社はお客様に頼られ、寄り添うことで製作物の使用・用途の理解を深めることができ、制作難案件を乗り越えていくことで技術力向上を図ることが出来ております。