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大型真空炉に取り付く扉

SUS304 t3の品物で、製作上歪みが出ることを加味した上で当初t4指示での依頼でしたが、先方がコストダウンも図りたいとのことでしたのでt3にて製作致しました。 真空装置に熱が帯びるという事で、2重ジャケットで中に断熱材が入る扉になり、後から追加で取り付けたいとの製作でした。 既存の真空装置に取り付ける際に、相手方が機械加工面になっており、反り・歪みは絶対のタブーです。 横1600縦2700の大型板金製品で、漏れ無き事との条件付きのフル溶接案件でしたので、かなりの製作難になりました。 平行度指示は±0.5になります。 ですが弊社設備の3D定盤にて固定し、ファイバーレーザー溶接による技法とノウハウの融合で、低歪溶接が可能になり、板厚を落としコストダウンを図ることが出来、尚且つ平行度公差も0にて製作することが出来ました。 実際装置に取り付けた中で、寸分の狂い無く製作出来ていなければ製品としての能力を発揮できなかったみたいです。